痔の手術の体験談3 (肛門狭窄と慢性裂肛)

2回目に引き続き。痔の手術の体験談もこの記事でおしまい。

現在の症状を書く前の余談だけど・・・最近花粉が飛び始めて、花粉症の人には辛い時期になってきた。花粉症の症状を完全に抑えられない限りは、この時期に手術を受けないほうがいいのでは?と思う。術後に、くしゃみをすると、ズキンと痛みが響くから。くしゃみが多発する時期はホント避けたほうがいい。

それじゃぁ本編

術後10日目
あいかわらず排便後が痛い状態になってしまう。痛い状態になると、2~3時間くらい痛みがひかない。こうなると、安静にするしかない。

術後11日目
退院後の初回診察の日。痛みでしんどいが、頑張って病院へ向かう。触診は気が重かったが、この日は、ちょっと触るだけって感じの診察だったから、痛くで呻くことはなかった。お医者さんいわく、痛みがひくのは術後二週間はかかるでしょうとのこと。お薬が追加で処方され、自宅に帰り、安静に。

術後12日目
家にひきこもる。排便後の痛みさえひけば椅子に座れる。ただ、早く治したいのでほぼ横になって過ごした。腰痛い。

術後13日目
排便時はあいかわらず痛いが、痛みがひくのが早くなってきた気がする。この日から仕事再開で、頑張って会社へ。頑張れば仕事にいけなくもない状態になってきた。

術後14日目
この日で術後2週間。徐々に良くなってきている気がする。痛みは、排便時にまだ結構感じる。通常時はお尻にかさぶたができているかのような違和感がするけど、そこまで痛くない。

術後15日目~17日目
前日と同じような感じ。でも分泌液の量が減ってきた。排便後に痛む時間も短くなってきた。

術後18日目
退院後二回目の診察に行った。前回診察時よりもあきらかに調子は良くなっている。ただ、この日の触診は、指をつっこまれるやつだったので、まじで痛かった。痛い思いをしたけども、この日のお医者さんは、順調か悪くなってるのかも言ってくれず、次は二週間後にきてねってだけ言われる。(聞かない自分も悪いが、ひっでぇなぁと思った。
薬は痛み止めと、軟便剤が処方された。

術後19日目~術後1か月
出血がほとんどなくなってきて、無痛の排便があったりする。そして、1か月も過ぎると、滲出液の量も減ってきた。ナプキンを装備しなくても生活できるようになってきた。退院後三回目の診察では、やっぱり痛かったけども、経過が順調らしい。新たにしぼり入れる軟膏が処方された。

術後1か月半
もうこの頃は痛みも出血もほぼなく、ナプキンも装備していなかった。
退院後四回目の診察では触診されても、痛くを感じなかった。そして、遂に通常通りの生活に戻っていいですよってお達しを頂いた。病院通いから解放されて心中が非常に爽やかだった。

術後2か月~現在
痛み・出血まったくなし!正常なアナルを取り戻したのだ!!!
長年の悩みから解放されて、非常に快適な生活を送っている。手術を受けて本当に良かったと思っている。


現在は、治ったとしても良い生活習慣は続けていこうと考えて、以下を続けている。

・1日の水分補給は1L半~2L
意識して水分補給するようになった。そうすると、あきらかに水の消費量が増えて買い置きの水がどんどん減っていく。手術前の頃は、全然水分とってなかったんだなぁと実感した。この習慣を続けているためか、現在に至るまで硬い便は一度も出ていない。ただ、日中帯の尿の回数が結構増えてしまって若干困っている。まぁ清き正常なるアナルのためには致し方ない。

・食物繊維を意識して食べる
食物繊維をとるために、オクラとキノコ類を食べる機会が増えた。正直オクラの味はそんな好きじゃないけど、水溶性食物繊維が豊富なので術後3週間くらいまでほぼ毎日食べていた。

あと、おからクッキーを朝食として食べたり、食物繊維が少ないなって感じた日に間食として食べている。(神林堂のおからクッキーがおいしくて気に入っている。自分は現在2箱目の消費に入っているが、量が多いので飽きるかもしれない)

・座りっぱなし厳禁
仕事中も自宅でも、30分~1時間を目安に一度立ち上がる。
これは痔に悩んでいるときからも続けていたが、以前よりも意識してやっている。職場にスタンディングデスクが欲しいくらいだ。

・カフェインの摂取を控えめに
カフェインをとると、利尿作用で体から水分がでていってしまう。その分、水分をとればいいんだが、症状が落ち空くまではコーヒー・紅茶・緑茶は控えようってしてた。それを今も続けている。別にお医者さんに止められたわけじゃなく、自分の体質(便通)的にカフェインが硬い便につながっている気がしていたので、自主的に制限してる。

自分はコーヒー大好き人間なので、これが結構辛い。最近は代用品としてUCCのカフェインレスコーヒー を飲むようになった。普通のコーヒーのほうがおいしいと思うけどね・・・。


以上、体験談終わり。自分の症状が劇的に変わらない限りは、つづきを書くことはないだろう。むしろ再発してつづきを書く事態が来ることは絶対に避けたい。

最後に手術を受けようか悩んでいる人へ。

もし自分と同じ症状だったら、手術後の痛みは辛い。まじ辛い。これは本当。
ただ、その辛さも、術後1日目だけ!重度の風邪、インフルエンザやノロウイルス(胃腸炎)ほどではないと思う。いけるいける。

そして、術後の痛みがひいてくると、絶対に手術を受けて良かったと感じるはず。金と手術をうける時間を確保できるなら、ぜひ検討したほうがいいと思う。
痔の痛みから解放されれば、QOLを向上するぞ。